カスタムROM HT-03Aでのb-mobile動作検証

docomo HT-03Aに坂本氏のROM (CyanogenMod7.1RC0)を焼いて、b-mobile SIM U300を使った場合のネットワーク接続、WiFiテザリング、Bluetoothテザリングの動作を検証した。

0. お約束

ROMの入れ替え、root化はスマートフォンの改造にあたり保証が無効になり、携帯電話会社のサポートを受けられなくなります。また、動作しなくなりただの文鎮になる恐れもあります。ROM入れ替えやroot化は個人の責任で行いましょう。当方は責任を負いません。自分は新しい機種に変更して、契約が終了したHT-03AでROM焼きを行い、文鎮化してもいい覚悟で作業を行いました。

1. ROM焼き

HT-03AにCyanogenMod7.1RC0(坂本ROM)を入れてみるを参考に行った。この作業の前に、ゴールドカード作成とか、Androidを1.5にダウングレードするとか、root化とか、SPLの書き換え、メモリ増量の操作などが必要。抜けている操作があるかもしれないので、十分ググってから作業を行いましょう。操作中に3Gネットワークに接続する必要があるので、docomoのSIMでmoperaとかで接続する必要がある。docomo以外のキャリアのSIMでも使えるらしいが、Android 1.5の状態でSIMロック解除を行う必要があるらしい。

2. b-mobile SIM U300を使う

b-mobile SIMについている説明書を見て、3Gネットワークに接続できた。

3. 各種アプリでのWiFiテザリング、Bluetoothテザリングの動作検証

USBテザリングは坂本ROMでサポートされている。以下のアプリは、root化が必要なものもあれば、不要なものもある。使い方はググってほしい。

Barnacle Wifi Tether

WiFiテザリング機能がある。LANに設定したwlan0がno such deviceと言われて、動かない。

Wireless Tether for Root Users

暗号化がWEPであるものの、WiFiテザリング可能。設定で、暗号化モードにwpa_supplicantというものあるが、パスフレーズを設定しても、クライアントPCから接続する時はWEPのパスフレーズが要求されるので、WPAはサポートされていないと思われる。
Bluetoothテザリング機能もあり、テザリングでインターネットに接続できる。クライアントPC(Windows Vista)での設定は次の通り。
(1) まず、コントロールパネルのBluetoothデバイスを開いて、ワイヤレスデバイスの追加を押す。
(2) HT-03A側で、Bluetoothテザリングを開始させ、Bluetooth許可リクエストのダイアログが表示されるので、はいボタンを押す。
(3) PC側で、リストにDream Sapphireが表示されたら、次へボタンを押す。ペアリングコードを作成するをクリックする。表示されたコードをHT-03Aに入力する。
(4) ペアリングが終了したら、次に、コントロールパネルのネットワーク接続を開く。Bluetoothネットワーク接続のアイコンを右クリックして、Bluetoothネットワークデバイスの表示をクリックする。アクセスポイントにDream/Sapphireが表示されたら、それを選択して、接続ボタンを押す。これでBluetoothテザリングができる。
Linux(Ubuntu) PCからの接続は、Bluetooth経由で携帯電話等をモデムにする を途中まで参考にすれば、容易にBluetoothテザリングできる。
このアプリは、クライアントPCがネットに接続すると、Android端末がバイブレーションするので、便利。

PdaNet

USB、Bluetoothテザリング機能がある。Wireless Tether for Root Usersと同じ手順で、Bluetoothのペアリングができているが、Bluetoothネットワーク接続で、アクセスポイントに表示が出ない。従って、Bluetoothテザリングはできなかった。

Tethering Widget

USBテザリングができるが、WiFiテザリングはできない。調べると、WiFiテザリングでは、AP名等が固定で、設定画面がなく、変更できない。

Mobile AP Shortcut

WiFiテザリングをするアプリ。設定後、強制終了して使えない。

Tether for Android

USBテザリングしかできない。

WiFi Tether

Wireless Tether for Root Usersの類似アプリ。暗号化がWEP。

Tether Blu Free

Bluetoothテザリングをするアプリ。ペアリングはできる。Ubuntuだとテザリングが容易にできる。しかし、Windows Vistaだと、接続は成功するが、ウェブブラウザでアクセスしようとすると、待たされ、表示できなかった。使えるかかどうかは更なる検証が必要。

EasyTether

USBテザリングしかサポートしていないのと、PCにソフトをインストールする必要があるし、httpsへのアクセスができない。

アプリではないが、adb shellでシェルに入ってIntentを投げる方法

Android OSにはWiFiテザリングの機能があるが、メーカの都合で設定画面に出ないようにされているそうだ。カスタムROMにはメーカの都合は入らないはずで、設定画面が出てもいいのだけどね。「DoCoMo Galaxy Tab Wifi Tethering & USB Tethering 」( http://creamsnexus.blogspot.com/2011/02/docomo-galaxy-tab-wifi-tethering-usb.html )に、adb shellでシェルに入り、Intentを投げて、HT-03AにWiFiテザリングの設定画面を出す方法が紹介されている。root化が必要なのと、PCにAndroidの開発環境をインストールしておく必要がある。

$ adb shell

# am start -a android.intent.action.MAIN -n com.android.settings/.wifi.WifiApSettings

設定画面がでるが、暗号化方式がWPAで、テザリングを開始すると、エラーになる。どうも、HT-03AではWEPでないとWiFiテザリングができないっぽい。

4. テザリングについてまとめ

USBテザリングはできる。
Wireless Tether for Root UsersかWiFi Tetherを使えば、WiFiテザリングが可能。ただし、暗号化がWEPで、すぐに、暗号が破られてしまうので、使用は躊躇する。なお、WPAでは不可。
Wireless Tether for Root Usersを使えば、Buletoothテザリングが可能。
まとめると、HT-03Aに坂本ROMを焼いて、b-mobile U300を用いて、テザリングする場合、Wireless Tether for Root Usersを使えば、WiFiでもBluetoothでもテザリングが可能。ただし、WiFiに関しては、暗号化がWEPなので、安全性には問題がある。
なお、PdaNet、Tether Blu FreeでもBluetoothテザリングできるかもしれないが、更なる検証が必要。


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Last-modified: 2011-07-31 (日) 22:09:52 (2189d)