Fonera 2.0とWebカメラで無線監視カメラを作る

dd-wrtやopenwrtをインストールする際のTFTPサーバーを用意するのではなく、Fonera 2.0の操作Webインタフェースを用いて、ファームウェアをRC版にアップデートしてFonera 2.0を無線LANクライアントにします。そして、Fonear 2.0にWebカメラをつなげ無線監視カメラを作ります。

1. 用意するもの

Fonera 2.0
Webカメラ Logicool Qcam S 7500

このWebカメラは、ビックカメラで一番売れているということで、物が多く出回っていて、Linuxでサポートされている可能性が高いと思って選択した。ただし、これはシェアが高く、プロプライエタリで、仕様を公開していなく、Linuxでサポートされていないかもしれないという背反する危険性もある。幸運にもFoenra 2.0で使えたが、4,980円して、他のメーカー製よりやや高かった。もちろん事前に、Fonera 2.0でサポートされているWebカメラを 「接続できるWebカメラ(英語)」 で調べて買うといいのだが。

他にも、バスパワーではWebカメラが動かないのではとおもって、ACダプタ付きのUSBハブを、また、Fonera 2.0にUSBメモリを挿し、Webカメラの映像をストリーミングするソフトウエアをUSBメモリに入れられやしないかと思い、USBメモリを買ったが、これらは不要だった。散財だった。でも、今度出る日経Linux 2009年9月号で、Fonera 2.0を改造してWebカメラを組み合わせる記事が載るようなので、まあいいかと自分を納得させる。

2. ネットワーク構成

http://sarl-tokyo.com/pictures/Fonera20/fonera20-network.jpg

3. RC版のファームウェアのダウンロード

Fonera 2.0に入っているファームウェアでは無線クライアントモード(別名、無線LANコンバータ)にはできないので、ファームウェアをRC版にアップデートする。
http://download.fonosfera.org/RC/から、20090713_FON2202_2.2.6.0_rc5_DEV.tar.gz をダウンロードする。

4. RC版でファームウェアをアップデート

ここからは、Fonera 2.0の操作は有線LAN経由で行う。
WebブラウザでFonera 2.0にアクセスし、設定 - システムを開く。ファームウェアアップデートで参照ボタンを押し、ダウンロードしたファームウェア(注意! tar.gzファイルであって、解凍したものではない)を選択し、Updateボタンを押す。アップデートには30分かかるので、コーヒーでも飲みながらじっくり待つ。

5. Fonera 2.0のネットワーク設定

まず、自宅無線LANのアクセスポイントのSSIDと認証方式、キー(パスフレーズ)をメモっておく。以下では、SSIDがapssid、無線LAN認証がWPA2 Personal、WPAアルゴリズムがAES、WPA共有キーがhimitsuとする。適宜、変更して下さい。

設定 - インターネットを開き、モードでWifiを選択する。すると、無線アクセスポイントの情報を入力出来るようになるので、SSIDにapssidを入力、認証方式でWPA2を選択、WPAパスフレーズにhimitsuを入力する。さらに、Fonera 2.0がDHCPでIPアドレスをもらっていると、自宅LANから無線LAN経由でWebカメラにアクセスしにくいので、固定IPアドレスを設定する。そのためには、タイプで、静的IPを選択し、現れるネットワーク設定入力フォームに入力する。IPには192.168.1.10を、Netmaskには255.255.255.0を、Gateway、DNSには自宅LANのものを入力する。ここで注意しなければいけないことは、設定 - ネットワークで設定していたプライベートワイヤレスIP設定のネットワーク設定とは違うネットワークセグメントのものを設定しないといけないことだ。プライベートワイヤレスIP設定では、IPは192.168.2.10にしている。

6. ファイアーウォールの設定

ファイアーウォールの設定を行わないと、Fonera 2.0を有線LANから分離したとき、自宅有線LANから無線LAN経由でFonera 2.0にアクセスできない。設定は、設定 - ファイアーウォール - Applicationsを開く。追加ボタンの上に、WebGUIがあるので、それを選択し、追加ボタンを押す。すると、削除ボタンの上のリストにWebGUIが載るようになる。これで、Fonera 2.0を有線LANから分離したとき、無線でアクセスできるようになる。

7. ウェブカメラプラグインのインストール

ウェブカメラをUSBポートに挿す。ダッシュボードのプラグインを開く。プラグインのリストにWebcamがあるので、右にある十字印をクリックして、Webcamをインストールする。

8. Windows PCのFirefoxからWebカメラにアクセス

ここからは、Fonera 2.0は有線LANから分離し、無線LAN経由で操作する。Windows PCのFirefoxから、http://192.168.1.10/luci/fon_devices/fon_webcamにアクセスする。IPアドレスは適宜変更して欲しい。すると、Webブラウザのプラグイン(java jreだったと思う)のインストールが促されるので、インストールする。インストールが完了すると、Webカメラの映像がWebブラウザに表示される。

なお、PCのOSがDebian Lennyだと、Sunのサイトからjreをダウンロード、インストールし、iceweaselのpluginディレクトリにjreのライブラリlibjavaplugin_oji.soのシンボリックリンクをはってもWebカメラにアクセスできなかった。また、Ubuntu 9.04では、firefoxのプラグインのインストールは簡単に出来るが、Webカメラにアクセスしようとすると、ユーザーとパスワードを尋ねるダイアローグが出るのだが、Fonera 2.0のrootおよびそのパスワードを入力しても、アクセス出来なかった。

9. 補足

Fonera 2.0を無線クライアントモードにしても、パブリックWi-Fiは使えます。当然ながら、無線クライアントモードにしているので、プライベートWi-Fiの設定がされていても、プライベートWi-Fiにアクセスは出来ません。

10. 感想

Webcamソフトのサイズが60kBもなく小さくいいのだが、WebカメラにアクセスできるクライアントのOSがWindowsで、Linuxではダメなのが難点ですね。今度出る日経Linux 2009年9月号のFonera 2.0の改造の記事に期待しよう。


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Last-modified: 2009-08-04 (火) 09:55:35 (2975d)